コラム
COLUMN遺産相続のお手続きの流れ
相続のお手続きについて、おおまかな流れをご説明します。
こんにちは。
行政書士法人LegalAgentです。
相続の手続きと聞くと、なんとなく大変そうなイメージがありますよね。
では、具体的に、どのような手続きが必要なのか、ご存知ですか?
今回は、相続のおおまかな流れについて、ご説明いたします。
Photo by prathanchorruangsak
①身内が亡くなった・・・。まず初めにやることは?
初めにすることは、お金関係かな?と思われがちですが、その前にやらなければならないのは「遺言書があるかどうか」の確認です。
最近は終活ブームということもあり、生前に遺言を用意される方も増えてきています。
親しいお身内の方なら、遺言を書かれたかどうかお分かりの方も多いと思います。
まず、亡くなられた方が、遺言を残されていないかどうか必ず確認をなさってください。
もし、自筆で書かれた遺言が発見された場合は、検認(内容の確認作業)の手続きが必要となります。
②相続手続きに必要なのは、あの書類です。
実際に、お手続きが始まると、不動産の名義変更や金融機関の解約に必ずといっていいほど必要になるのが、戸籍謄本です。
亡くなられた方の戸籍謄本はもちろん、相続される方の戸籍も必要になります。
戸籍は現在(令和6年2月)、本籍がある市町村役場でのみ取得が可能です。
Photo by Getty Images
③取得した戸籍で、こんな書類を作ります。
戸籍をそのまま金融機関などに持ち込んでも良いのですが、「法定相続情報一覧図」という、相続関係を一目で見て分かる書類を作成することも可能です。
こちらの書類は、管轄の法務局にて作成を依頼できます。
④いよいよ遺産の調査が始まります。
全ての戸籍ないしは法定相続情報一覧図がお手元に届いたら、ようやく不動産や、銀行・株式などの金融の調査が始められます。
・・・そう、やっと、ここからが本格的な手続きの開始です。
もし、相続される方が「相続放棄」(亡くなられた方の遺産や権利義務を受け継ぐことを拒否すること)をご希望の場合は、その手続きまでに3ヵ月しか猶予がありません。
と、なると・・・ お仕事や子育てでお忙しかったり、亡くなった方の本籍が遠方だったりすれば 時間的にもかなり厳しくなってくるのは事実です。
お葬儀後は、大事なお身内とお別れし、憔悴されている時期ですよね。
そんな時に、戸籍の取得や、金融の解約に走り回っていては、心も身体も疲れてしまいます。
あなたとご家族の心の余裕のためにも、思いきって専門家を頼ってみるのは、ひとつの良い手立てなのではないかと感じます。
Photo by Getty Images
私たち行政書士法人LegalAgentには、「街の頼れる法律家」として、相続手続きのスペシャリストである行政書士が常駐しています。
相続のお手続きを一括してお受付しているほか、終活サポートもさせていただいております。
また、司法書士や税理士との提携もございますので、不動産の名義変更や、相続税がご心配な方も、安心してご依頼いただくことができます。
どんな小さなお困りごとでも、ぜひお気軽にご相談くださいませ。